[はじめに]
今回公開する映画はこちら!
「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」
- [はじめに]
- [あらすじ]
- ハリポタファンじゃない人も、今なら間に合う!
- ボンクラコメディ感がたまらない!
- 映画の感想
- 「J.K」ビジネス凄まじき
- きっかけはボンクラ男の失恋二人旅
- ハリポタ映画ファンにはたまらない、もうたまらない。。
- ナチス・ドイツの戦争メタファーが露骨に
- 獣は出しても殺しの道具に使わない
- 「犬猿」的要素タップリ
[あらすじ]
・大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当し、同シリーズと同じ魔法ワールドを舞台に、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描いた「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から続く物語。アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデンバルドの行方を追う。前作に続きデビッド・イェーツ監督がメガホンをとり、ニュート役の主演エディ・レッドメインほかメインキャストが続投。若き日のダンブルドア役をジュード・ロウが演じる。
ハリポタファンじゃない人も、今なら間に合う!
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ちなみに、わたしのブログは「エディレッドメイン」と検索すれば結構上位に出てきます。
その原因はこちら
ちなみに、「エディレッドメイン ちんこ」と検索すれば、1番上にきます。
なぜ、なぜなんだ。。。
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ボンクラコメディ感がたまらない!
映画の感想
前作のスピンオフ的物語とは一線を画す、ハリーポッターと密接に結びついた物語に路線変更!!! これは、ハリーポッター1に続く物語、ファンサービス満載でハリポタファン大歓喜!!!!
「J.K」ビジネス凄まじき
はい、長々と大きい文字で感想をすいません。
ユナイテッドシネマにて深夜最速で鑑賞してまいりました。眠いです。満喫のパソコンの漢字変換が間違いまくって、誤字脱字になることをお許しください。
前作1ではハリーポッターからなるべく独立しようと、イギリスからアメリカに移りホグワーツの影を感じさせないまま突っ走ってくれましたが、今回はハリポタ色が非常に強い、これまでハリポタシリーズを追いかけていた人にとってはかけがえのない作品になったのではないでしょうか?
とにかく、前作とは違って、ハリーポッターを見ていないと感動できない要素がタップリあり、予習必須ではないですが予習しておいたほうが確実に楽しめる作品でした。
特にハリーポッターの初期作品である「ハリーポッターと賢者の石」を見ておくと、もうたまらんです。
これについては跡で書きます。
今回は舞台をアメリカからイギリスに戻り、そしてフランス・パリで物語が展開するようになっていて、フランスの魔法学校の全貌が明らかになります。
あまりにもステレオタイプなフランス感を満載にしたフランス版ホグワーツは、思わず笑ってしまいましたw これは劇場で確認してください。
ハリポタでは基本的にイギリスで話が完結してしまい、魔法学校もホグワーツのみとなるため、少し飽きる感じがするのです。
しかし、ファンタビではアメリカ・ニューヨークの魔法学校、そして今作ではフランス・パリの魔法学校と、グローバルに、そして次々と新たなハリーポッターワールドが拡大することに、当時中学生で始めてハリーポッターを見た私のあの時の童心を蘇らせてくれました。
正直、まだドキドキ・ワクワクが止まりません。
もうあれだけ本を出しておいて、物語も終わったのに、まだこんな引き出しを持っていたとは、、、つくづくJKローリングのJKビジネスには驚かされます。はい、ただオヤジギャグ言いたいだけでした。
きっかけはボンクラ男の失恋二人旅
前作に引き続き、エディ・レッドメイン演じるニュート・スキャマンダー、そしてダン・フォグラー演じるジェイコブ・ゴールドスタインのボンクラバディムービーでありました。
そもそも、今回パリに行く理由が二人とも、「好きな人にフラれ、ヨリを戻したいから」という、失恋・復縁タビになっているのがすごく面白いんですよね。
ただのボンクラ旅じゃないんですよ、ボンクラ男の失恋二人旅なんですよwwww
監督、ハリーポッターじゃ見せませんでしたが、本当にボンクラ男が好きなんですねw
ニュート・スキャマンダーは見た目はイケイケでとてもボンクラとは思えないんですが、よくよく見てみると人間より魔獣のことばかり考えているし、ティナに告白するときも「君はサラマンダーみたい」的なことをたとえて、結局魔獣から離れることができないw ニュートは間違いなく、オタクでありボンクラなんですよ!!!!
そして、性格とか振る舞いは普通だけど、見た目的に圧倒的ボンクラオーラを放っているジェイコブwww
この二人はどう考えてもボンクラバディなんですよ。しかも高身長イケメンとチビデブの凸凹コンビ。。
二人のボンクラ失恋旅という視点で見ると、また新しいハリーポッターシリーズが開けると思いました!!!!
そして、監督が意識したかどうか分かりませんが、ハリポタと同じくイギリスのボンクラバディ映画といえば、、、、
サイモン・ペッグ&ニック・フロストですよね!!!
CHUッ!!!!!!
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今回エディ・レッドメインのバディとして抜擢されたダン・フォグラーが、どうみてもニック・フロストとそっくりなんですよww
だから、ファンタビは実はエドガー・ライト作品を下敷きにしてる部分がかなりあるんじゃないかなぁと勝手に思っております!!!
ハリポタ映画ファンにはたまらない、もうたまらない。。
さて、冒頭でもお伝えしましたが、今作はアメリカからイギリスに戻るんですよ。
で、魔法使いのニュートがイギリスで戻る場所といえば、そりゃもうホグワーツしかないですよね!!!
ホグワーツしかないっすよね!!!!
ということで、ホグワーツに戻るニュートですが、教職員専用のスペースなのか、学生がほとんどおらず、僕らが知る活気あるホグワーツではありません。
しかし、映画中盤となりダンブルドア先生が警察に尋問を受けるシーンで、この音楽が流れるんです!!!
タータラタータッター♪
ふぉおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
もう、俺の心のマジックポイントは最高値まで高まり、中学生の頃、チャリで片道一時間掛けてハリーポッターを見に行った思い出が蘇ってきました。。。
そして、塔から学生がダンブルドア先生を覗き、学生が授業を受けるシーンが流れます。
校庭ではクィディッチをする生徒がいたり、ハリポタオマージュがたっぷりと流れてきました。
極めつけは、ハリポタ1のラスト、ハリーが優秀学生賞を受賞した大きな食堂が映る、、、、、
もうたまんないよ! やめてよwww あの頃の俺を思い出しちゃうよwww
スターウォーズフォースの覚醒でもミレニアム・ファルコンが写るたびに感動に浸っていましたが、今回のホグワーツはハリーポッターにとってのミレニアム・ファルコンでしたね!!
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ナチス・ドイツの戦争メタファーが露骨に
今回はジョニー・デップが演じるグラート・グリンデルバルトがホグワーツ、そして全世界の魔法使いを奮い立たせ戦争を仕掛けるような物語となっていました。
ジョニデが魔法使いを集めて集会をするシーンがあるんですが、「マジ(魔法使い)はノーマジより優れている」的な台詞を言うんですよ。
その後に、「君たちが立ち上がらないと、将来はこんな世界になってしまうんだ」と言い、第二次世界大戦で焼け野原になっているイギリスを写すしたり、まさかの原爆のキノコ雲も写ってました。
今作は1927年で、第1次世界大戦が終わった後、そして第二次世界大戦が始まる前の時代なんですよね。
で、グリンデルバルトの最後はオーストリアの城に篭城し、ひっそりと世界征服のチャンスを伺ってるんですよ。。
そして、当時魔法使いで最強の、イギリスのダンブルドアを殺すことを目的にしている、、、
これ、どう考えてもジョニデをヒトラーに見立てているとしか思えませんでした。
つまり、ホグワーツ=イギリスVSジョニデ=ヒトラー=ナチス・ドイツの構図になっていて、魔法使いというSFモノの中に歴史モノを見事に融合させて、物語的に非常に面白い作りになっていたのが本当に見事だったと思います!!!
にしても原爆のキノコ雲、、、こりゃBTS(防弾少年団)もビックリですよww
獣は出しても殺しの道具に使わない
ニュートのオタクっぷりが炸裂し、今作にもたくさん獣は出しますが、絶対に人を殺したり、ほかの魔獣を殺したりしないんですよね。
普通、人間と獣がタッグを組んだら、敵をやっつけるみたいな展開になると思いますよね。
私もてっきり、最後はドラゴンでジョニデをやっつけるのかと思いましたが、あくまでジョニデをやっつけるのはエクスペクト・パトローナム的な魔法光線なんですよ。
個人的には、これまで大切に育ててきた魔獣がニューとの危機を救うため、大暴れする展開を待っていたのですが、獣はあくまで観賞用でしたw
優しい映画ですね、まったく。。
だからこそ、ニュートの獣への寵愛っぷりがブレないし、これはこれでよいと思いました。
「犬猿」的要素タップリ
すごく気になったのは、今回は「兄弟」「姉妹」の因縁渦巻く構図があまりにも多かった点。
まずティナとクイニーの姉妹。喧嘩したと思ったらすぐに仲良くなって、ティナの元へ行くクイニーは、実に姉妹らしい振る舞いだなぁと思いました。
そして、今回はニュートの兄テセウスも初登場し、ニュート兄弟の物語も描かれます。
あと、リタ・ストレンジ、グリーデンス、ユスフの非常に複雑な兄弟・姉妹の様相。。。
まさしく「犬猿」っぽいなーと思いました。