Machinakaの日記

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映画「麻雀放浪記2020」ネタバレあり感想解説と評価 ピエール瀧より映画の質的に自粛だよ、これ。

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
この記事では、「麻雀放浪記」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

はじめに

 
こんにちは! 
 
Machinakaです!! 
 
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今回公開する映画はこちら!

 

「麻雀放浪記」

 
 

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(C)2019「麻雀放浪記2020」製作委員会

 

どれだけ世間を騒がせたか、ピエール瀧さんよ。。。

 

保釈されたと思った瞬間、こんな映画出てんのかよ。。。

 

しかもベッキーと共演!?

 

何だか悪い意味でニュースになった人ばっかり出てるじゃねぇかよ!!!

 

大丈夫か、この映画ww

 

・・・公開前から、ここまで話題にされている邦画も珍しいと思います。

 

映画を見ない人も、この作品だけは見に行ってくれるのかな?

 

瀧さん目当てで来ていただいても、映画ファンとしては嬉しいですよ。

ただ、迷惑にしなければね。。

 

ただ、これだけは言っておく!

映画をぼおっと見てんじゃねぇぞ!!!!!

 

瀧さんのありったけのおふざけを、この目に焼きつけろ!!

 

 
 
 
 

それでは「麻雀放浪記」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!  

 

 

 

 

 

 
 

あらすじ

  
・1984年に和田誠監督で映画化された阿佐田哲也のベストセラー小説「麻雀放浪記」を、主人公が1945年から2020年にタイムスリップするという大胆なアレンジを加え、斎藤工主演&白石和彌監督で再映画化。新たな世界大戦の勃発により、東京オリンピックが中止となった2020年の東京。人口は大幅に減少し、AIに労働が取って代わられた結果、失業者と老人が街にあふれていた。そんな荒廃した東京に、坊や哲が1945年の戦後復興期の時代からタイムスリップしてやってくる。坊や哲が目にしたのは75年の時を経た、驚がくの世界だった。坊や哲は思わぬ状況で立ちはだかるゲーム「麻雀」で死闘を繰り広げていくが……。斎藤が主人公・坊や哲を演じるほか、竹中直人、もも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー、的場浩司、岡崎体育、堀内正美、小松政夫らが顔をそろえる。

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映画『麻雀放浪記2020』特報

 

 
 

 

 

あのニュースとは切っても切り離せない作品

あの事件から、もう1週間以上経ったでしょうか?

 

瀧さんがコカイン使用・所持で逮捕された事件を。
 
個人的には「たまむすび」や「キラキラ」で大好きだった瀧さん。本当に悲しかったです。

 

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ディズニーやその他多くの制作会社が瀧さんが出る作品を控える、よくぞ公開してくれました東映さん!!!!!

 

炎上商法だと言われようが、俺は今になって瀧さんが出てる映画を写すことに大賛成なのであります!!!

 

日本でクスリをやっちまった人に、同情はしないよ。薬は確かに悪い!法律を犯した!!!!けども、誰にも人を傷つけてないじゃん!!

 

そして、俳優の不祥事と作品が関係ない!!!!!

 

なんかお前ら、勘違いしてないか!?

 

何で映画をCMみたいに考えてるんだよ!!

 

映画は俳優のイメージが大事なんじゃなくて、その役のイメージが大事なんだよ!!!

 

瀧さんが出るのがそんなに嫌なのか!? そんなにイメージが傷つくのか!?

 

そんなイメージに負ける作品は、大した作品じゃないってことだよ!!

 

しかも今作はほとんどが東映系列の映画館ということで!!

 

皆さん、見るなら東映系列の映画館で見てくださいねー!!

 
 
 
それでは映画の感想でっす!!!
 
 
 

映画の感想

ピエール瀧さんが逮捕されてもなお、公開を決断した東映に、俺は賛辞を送った。
 

 

犯罪者が出てるからって、本人と作品は別。何も関係ないんだ!! 

これで1000%クオリティの高い映画が見れるぞ!!!!

自粛なんてクソくらえ!! 映画を楽しむぞおおおお!!

 

・・・と思いきや、やっぱり自粛した方がいいって思っちゃった。ピエール瀧さんが出てるからじゃない。映画の質的に自粛すべきだったよ!!! 

せっかく瀧さんが出る映画なのに、これは酷すぎる!!! 

予算少ないのは分かるけど、決してクオリティの高い映画を作ろうとしたわけじゃないけど、ノれないシーンが多すぎるよ!!!! 

1984年の「麻雀放浪記」がどんだけ面白かったか!!! 

 

ただ、瀧さんが捕まったからこそ深みが出るシーンも多くあり、時代を皮肉る作品にはなったものの、ただ時代に乗っかっただけじゃないの?

 

 

 

炎上商法、したかっただけじゃん?

はい、見る前はあんなに楽しみだったのにね。なんでしょう、このモヤモヤ感。

 

キャストは素晴らしいですよ、本当に。

 

旬の斎藤工さんを主役にして、ピエール瀧さんとベッキーという訳ありの二人を抱えての上映w

 

こういう配役は好きです。しかも白石監督で東京五輪が中止になった未来を描くような話だって言うんだから、時代に逆行するアンチ政府な映画を作ってくれて、本当にうれしかった。期待もした。。

 

ただ、期待しすぎるあまりクオリティが思ったよりも低く、全体の満足度は低めという印象です。

 

1984年に真田広之と鹿賀丈史主演で撮った「麻雀放浪記」の続編ということですが、前作を意識しすぎるあまり回想シーンが多く、過去と現在を行き来しすぎてテンポが悪い結果となってしまいました。

 

そしてチャチな美術やスマホで撮ったようなカメラには本当にテンションが下がる。Vシネでももっとちゃんとした映像を撮ってくるでしょうが。

 

そんな作り込みの甘さもあって、麻雀に命を賭ける坊ちゃんの生き様にノれず、本当に麻雀に命を張れる男に見えなかったのが致命的でした。

 

  

 

 

 

予算が少ないのは分かるけど

予算が少ないってのは、映像を見てよくわかります。

 

ただですね、あまりにも作り込みが甘すぎます。

そんなこと言わないでって言うかもしれないけど、近未来を演出するためのガジェットが本当に稚拙です。

 

安いガジェット

2020年ではスカウターのような機器をメガネに付けてる人が多く、これでマイナンバーを読み取って個人情報を覗ける機能があるんですけども、このスカウターがすごく安っぽい。なんなら電源が付いてるかどうかも分からない。だから動いてるかどうかも分からない。

 

どんだけCGで挽回しようとしてもダメだよ。ガジェットは命だよ。

そして極め付けはセグウェイ(そのまんま)!!

何もいじらずに、ただセグウェイを走ってるだけで「ほら、これ近未来だよ」ってやろうとしている。

白石監督は近未来像に興味がないってことは知ってる。映像にこだわらないことも知ってる。だけどね、こんなに既成製品をモロに使われたら、こっちは見てて辛いんですわ。

 

進撃の巨人に「Apple TV」がモロに出てたのを思い出しましたよ。

 

 

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バックトゥーザフューチャー意識されてもねぇ、、

 

あとは脚本があまりにも稚拙すぎる。

 

戦後に生きている坊ちゃんが、2020年にタイムスリップしたきっかけが雷で、まんまバックトゥーザフューチャーなんですよ。

まぁ雷でタイムスリップだけなら全然パクってもらって構わないんです。ただですね、今作の愚の骨頂は、「バックトゥーザフューチャーを連想させるセリフを言わせているところ」にあると思っていて。

 

竹中直人さんが、「そういや昔、雷でタイムスリップした映画があったよなぁ〜?」ってセリフを吐きやがるんですよ(竹中さん、すいません)

 

オイオイオイ!!! なんでバックトゥーザフューチャーを連想させる発言をいちいち言うのかねぇ!!!!

 

その台詞言って意味あるの!?なんか!?

 

何も笑えないし、映画には必要ないですよ。台詞で「この映画からインスパイアされましたー」って言われてもさ、何もおもしろくないじゃん! 映画的面白さがないじゃん!!

 

予算が少ないのは分かってるけど、無駄な台詞を削除することくらい、どんな制作現場にだって出来るはずでしょうが!!!

 

それをギャグだと思ってたら、、、本当に寒いよ?

 

 

 

 

ピエール瀧さんが捕まった今だからこそ、映画に深みが

 

ただ、ピエール瀧さんがいたからこそ活きるシーンがありまして。ここだけは評価せざるを得ない。

 

斎藤工演じる坊ちゃんは、イカサマを使ってでも麻雀に勝つ極悪非道な雀鬼。

ただ斎藤工というイケメンを利用して、麻雀が巧すぎるタレントとして大活躍。芸能界で一躍人気者に。

 

しかし、イカサマがバレてしまって拘置所に送られた斎藤工。

その後「保釈」され、「謝罪会見」を行う斎藤工が写るんです。

 

映画では瀧さんは捕まったりしませんが、今この映画を見るとピエール瀧さんの保釈、謝罪映像と被ってしまうんですよね。

 


ピエール瀧被告保釈 「ご迷惑と心配かけ・・・」と謝罪(19/04/04)

 

謝罪会見後、芸能界から再起する斎藤工。その再起として、東京五輪に変わって麻雀五輪に参加するわけですが、現代の謝罪会見を皮肉る内容になっていました。

 

 

 

舛添都知事には笑わせてもらった

一番笑ったのが、麻雀五輪にゲスト解説者として登場した舛添元都知事。

 

紹介はそのまま「東京都知事」としてwwww

 

俳優でもなんでもないから、淡々と登場して淡々と喋る舛添元都知事がコメディ的にハマり、一番笑ってしまいました。

 
 
 
 

ぼうっと週末過ごしてんじゃねぇぞ、お前ら!!!

ピエール瀧さんのニュースで持ちきりだったここ最近ですけど、個人的には「これ映画館が盛り上がるかもな」って少し期待していた自分がいるのも事実で。

 

ピエール瀧さんが出てる映画だから、みんな見に行くだろうなぁと思ったわけです。

 

もしかしたら予約がいっぱいで見れないかな!? と心配してたんですよ。

 

・・ただ、蓋を開けてみたら、私が見た品川の映画館はガラガラ。客は10人くらい。。。。

 

本当にがっかりしました。

 

あれだけテレビやツイッターで賑わってるのにさ、なんでみんな映画を見ないのよ?

 

あれだけ自粛があった中で、唯一瀧さんが出演する映画を、なぜ見ようとしない?

 

ネットで「麻雀放浪記 ピエール瀧」って調べて、適当にあらすじを調べて満足してるつもりか!?

 

ぼうっと週末過ごしてんじゃねぇぞ、お前ら!!!

 
 映画館で見てピエール瀧さんがどんな姿だったのか、ちゃんと見届けるのも良い週末になるんじゃないか?
 
なんで映画館に行かないんだよ、適当に過ごしてんじゃねぇぞ!!!
 
と、日本に住む人すべてに言いたくなるような、お寒い映画館でした。。
 
 
 
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