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映画「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」ネタバレあり感想解説と評価 「それ」って訳し方は本当に間違っている

 
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この記事では、「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

まえがき

 

 

今回批評する映画はこちら

 

「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」

 
 

(C)2023 PARAMOUNT PICTURES.

 

いやぁ~、どんな体幹してんだよ全く。。

 

ついに来ました!ミッションインポッシブル最新作ゥゥ!!!!

 

当ブログでも 「ローグネイション」「フォールアウト」と追いかけてきた訳ですが、今回は特に期待大でございます!!

 

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最近IMAXで予告が流れてるんですが、通常の予告じゃなくてメイキングのものが流れてるんですよね!あのバイクで崖から落下するシーンねww

 

もうあれだけで100億点というかさぁ、、その予告の後に上映される映画可哀想だよねww

だってあれ以上の衝撃ってないでしょw予告が完全に上回ってんだよw

 

ちなみに副題の「レコニング(Reckoning)」は計算とか見積もりって意味以外にも「報い」という意味があります。

「死の報い」。一体誰が誰を殺したのでしょうか。そしてイーサン・ハントは最後まで生きているのか。。。

 

見る前から100億点、いや1000億点が出てる今作!!

さっそく初日に鑑賞して参りました!! 

 

それでは「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」ネタバレあり感想解説と評価、始めます。

 

 

 

 
 

あらすじ

  
トム・クルーズの代名詞で、世界的人気を誇るスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。シリーズ初の2部作となり、イーサン・ハントの過去から現在までの旅路の果てに待ち受ける運命を描く。タイトルの「デッドレコニング(Dead Reckoning)」は「推測航法」の意味で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことを指す。

IMFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。今回のミッションはいかなる犠牲を払ってでも達成せねばならず、イーサンは仲間のためにも決断を迫られることになる。

シリーズを通して数々の命懸けのスタントをこなしてきたトム・クルーズは、今作ではノルウェーの山々に囲まれた断崖絶壁からバイクで空中にダイブするアクションシーンを披露。共演はサイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ビング・レイムス、バネッサ・カービーらに加え、第1作に登場したユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーもカムバック。「キャプテン・アメリカ」シリーズのヘイリー・アトウェル、人気刑事ドラマ「NYPDブルー」のイーサイ・モラレス、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのポム・クレメンティエフらが新たに参加した。監督・脚本は「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」以降のシリーズを手がけているクリストファー・マッカリー。

ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE : 作品情報 - 映画.com

 

 
 
 
 
 
 

「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」のネタバレありの感想と解説(全体)

 

 

 

良い意味でシリーズ史上一番モヤモヤする

とんでもねぇです。。

 

ミッションインポッシブル史上初めての2部作。

一作だけではハッキリしない。

それは分かってる。でも、やっぱりモヤモヤする。もちろんいい意味で。

 

ミッションインポッシブルって、いつも最後は爽快な気分で終われるんですよ。

 

無理難題なミッションが課されて、新たなヒロインがミッションの鍵を握っていて、紆余曲折あるもトムの肉体とチームの知略でミッションを達成する。

 

娯楽が氾濫する現代においても、ミッションインポッシブルは格別。

誰にも真似できないスタントなしのアクションに世界中が酔いしれ熱狂し、誰もが「あ〜面白かった!!」と心の底から言える作品。

娯楽であり、芸術であり、トム自身の表現でもある。

毎回奇跡の連続のような作品たち。

 

こんな映画は誰にも作れない。

ミッションインポッシブルを作ること自体がインポッシブルなミッションなんですよね。

 

しかし7作目で、今までとは全く異なる展開であったり演出であったり、面食らったというのが正直なところです。

 

今回のミッションは、謎に包まれた鍵を入手すること。

それが何に使えるかは分からないが、その片割れをイルサが持っている。イルサを探して鍵を入手せよ。そして5秒後にメッセージが消えるお決まりの演出。

 

砂漠でイルサと合流し、もう一つの鍵を持つバイヤーと接触しようとする。鍵が全て集まった時、一体何が起きるのか。何が待っているのか。

 

ここまではいつものミッションインポッシブル。

しかし、今作の肝はヴィランが人間ではない、ということ。

ヴィランは「AI」なんですよ。もちろん、武器商人のホワイトやイーサンの過去に深く関係するガブリエルは間違いなくIMFの敵である。

しかし、ラスボスではない。。。

 

AIを操っている人間ではなく、AIそのものがイーサンの行く手を阻み、攻撃する。世界秩序の崩壊を企むのか、果たしてイーサンに憎しみを持っているのか、動機が全く分からない。

今回マクガフィンとなる鍵も、手に入れることは容易でも何に使うか分からない。鍵があればAIを制することができるらしいが、単に制して終わるわけがない。

 

全ての謎はパート2に持ち越し、「グッドラック、イーサン」と言い放ち終わる。。

 

ポストクレジットで続編の情報もなし。全くの謎。。。

 

うーーーーむ!!

一体何なんだ!!!!!

何なんだこのモヤモヤ感は!!!!

 

色んな連作を見てきたけど、ミッションインポッシブルに関してはモヤモヤ感が凄いwwww

 

トムの過去もよく分かってない。AIの目的がよく分かってない。

鍵の意味もよく分かってない。

そもそもミッションの意味がよく分かってない。

誰も何も理解してない。。。。

 

早く続きを見せてくれ!!!!!!!!

 

 

・・・とはいえ、予告編でも散々流していたアクションは本編で観ても感動しました。

特にバイクで崖を飛び降りるシーンは震えながら泣いてました。。

普段アクションで泣くことなんてないんですよ。

おー、すげーなー!で終わっちゃうんですけど、アクションで泣いたのは久しぶりでしたよ。

バイクから降りるタイミング、パラシュートを押すタイミング、着地のタイミング、どれも少しズレるだけで即死。

 

もちろん「ローグネイション」の潜水や飛行機にしがみつくシーンや、「フォールアウト」でのヘリ操縦など危ないことはやってるんですけど、今回はレベルが違うわけですよ。

命綱が使えないんですよ。

 

あそこまで凄い映像を見ると、もう泣くしかないんですよね。。。

 

あそこまで恐ろしいことをやっても、列車に突撃した時は思わず笑ってしまうアクションを見せてくれる。

ローマでのフィアットのカーアクションでも見せてくれた通り、ミッションインポッシブルのアクションは常にコメディが織り込まれているんですよね。

 

今更いうことでもないでしょうけど、ジャッキーチェンに次いでバスターキートンの正式な後継者がトムなんですよね。

 

全体的にモヤモヤする作品(良い意味で)ですが、これだけは言いたい。

トム、本当にお疲れ様でした!!!!

 

  

 

 

映画でも現実でもトムは救世主になれるのか!?

 

今回のヴィランがAIで、今後どうなるか全く予想がつかない展開ということで、今ハリウッドで起きているストライキのことを思い出さずにはいられませんでした。

 

ストライキはAIだけが原因ではないですが、クリエイターやアーティストの脅威になっているのは間違いありません。

加えて、配信映画の急速な普及により「これまでの常識が通用しない」時代になってしまいました。

 

今作も同様にAIが脅威となり、いつものイーサン・ハントが活躍できないような作りになっている。

確実に現代の問題を織り込んでいるに違いありません。

 

誰がどう見ても、このメタ構造は意識せざるを得ません。

そして今作では決着が付かず一体全体どうなってしまうのか誰も分からない状況は、今のハリウッドのストライキと酷似しています。

 

脚本段階では「起こり得るかもしれない脅威」として描かれたAIが、今作が公開されるタイミングで現実の映画界で問題となり、事実トムの来日が中止になってしまったのです。

 

SAG(全米映画俳優組合)のルールで宣伝が出来なくなりましたが、来日中止となった事実自体が今作のメタ的な解釈に大きな示唆を与えてしまったのではないでしょうか。

 

次回作は2024年6月ごろに上映が予定されていました。

しかし、今回の騒動によって延期となる可能性が高い。

 

アメリカの映画業界はトムだけが頑張ってもどうにもなりません。

しかし、今作で描かれていたように、AIと対峙するトムの生き様を見て観客のみならず多くの映画人が「生の人間ってすげぇんだな」と役者のすごさを再評価してほしいと強く願っています。

 

これからも技術は進歩し、AIによる映画作りも増えていくことでしょう。効率よく映画を作り収益を上げるためには不可欠なことでしょう。

 

しかし、世の中の全てが合理的で良いはずがありません。

時には非合理で不必要なことが大きく世の中を動かすのです。

トムは死ぬ覚悟をしてバイクから飛び降りているのです。

これからの映画業界を守るために。そして勝つために。

 

今作を見て、ネトフリやディズニーやアップルなどの経営層に響き、社会を変えてくれることを祈ってます。

 

トムよ!!いやイーサンよ!!!

現実も救ってくれ!!!!!

 

  

 

「それ」って訳し方は本当に間違っている

AIが「それ」と訳されていましたが、英語では「Entity」と言われていましたね。

 

これは「実体や実体を表す概念」として使われる言葉ですが、あまりにも「それ」とかけ離れています。

もちろん字幕は文字数制限もありますし、「実体」と直訳するのも意味不明です。それは分かってる。

 

でも、「それ」じゃあまりにも緊張感がないんですよね。

ヴィランが指示語扱いされてるんですよ?

指示語に脅威なんかないですよ。

「IT」ってホラー映画もありましたけど、あれはITが冒頭で少年を襲ったりしたから「それ」に恐怖感が出てるのであって、何の演出もなく「それ」を怖がることなんて出来ないですよ。

 

ヴィランですよね?敵ですよね?

だったら「アイツ」とか「ヤツ」とか憎い相手を呼ぶ時の言い方に変えた方がよかったです。

 

「それ」では、あまりにも端折りすぎでは?

もっと畏怖を感じられるような言葉にしてほしかったです。

 

日本語吹き替えではどう訳されるのか気になってます。

ご覧になった方、ご意見願います。

 

 

 

 

まとめ

 

まだこの一作で決めたくない、というのが本音ですね。

 

次回まで評価を据え置きしておきたい。

というか次回作はいつやってくれるのだろうか。

一体いつまで、、、、

 

トムよ!!!!待ってるよ!!!!!!

待ってるよぉぉぉぉぉぉ!!!!!

いつでも俺は待ってるからね!!

 

---点 / 100点 

 
 
 以上です! ご覧いただきありがとうございました!
 
 
 
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