こんにちは!
Machinakaです!!
今回公開する映画はこちら!
「女王陛下のお気に入り」
キャーーーーーーーーー!!!!!!
やった!!!やった!!!!
フォオオおおおおおおおおおおおおお!!!!
ワン!!!
エマストーンの新作が、とうとう日本にやってきたよおおおおおおおおお!!!!!!!!
もう頭の中では既に俺の嫁となっている、愛するエマストーンの新作が、ついにやってきた!!!
どうやら主人公ではないらしいけど、そんなの関係ねぇ!!!
エマストーンよ、お前がナンバーワンだ!!
ということで、マイラブリー・エンジェル❤️エマ・ストーンちゃん主演の最新映画です!!
好きすぎて、エマストーンが宣伝してるルイ・ヴィトンの香水(3万円)を本気で買おうとした俺!!!
もう映画見てないけど、100億点でしょこれ!!!! もう「人生ベスト級」のカテゴリーに入れてますからねwww
それでは「女王陛下のお気に入り」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
エマストーンに皆、ひざまずけ!!!!
むおおおおおおおん!!!!!!!!
[あらすじ]
・「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で注目を集めるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に描いた歴史サスペンス。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞し、王女アンを演じたオリビア・コールマンも女優賞を受賞した。18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、病身で気まぐれな女王を動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイルが召使いとして参内し、レディ・サラもアン女王も彼女の魅力に惹きつけられる。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を狙っていた。戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、サラとの友情を通してチャンスをつかもうとするアビゲイルだったが……。出演はコールマンのほか、「ラ・ラ・ラ・ンド」のエマ・ストーン、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトほか。
[ちょっとちょっと落ち着け、俺]
はい、エマストーンということで大変興奮してしまいましたが、ちょっと落ち着け俺!!! エマ・ストーン以外にもいろんな要素あるだろww
ということで、簡単に監督の紹介をしたいと思います。
はい、監督はヨルゴスランティモスさん
全独身男を震撼とさせた、「ロブスター」や「聖なる鹿殺し」など、一風変わった独特の作品で知られる監督です。
私、特にロブスターが印象に残ってるんですけど、男女ともに未婚率が高まる日本で観ることが、非常に意義深かったのであります。うん、早く結婚しないと命を賭けた婚活パーティーに参加させられるなんて、おぞましくもなりました。
基本的にはダークな絵柄と誰も笑わないクールで殺伐とした世界観だったんですけど、中には爆笑できるネタも入っていて、観客が飽きずに楽しめる作りとなってたのも良かったです。
ど下ネタいれますけど、オナ禁には持ってこいの映画でしたね、はい!!
さて、主演ではないですが私が激推ししてるエマストーン!!!
これまで書いてきたエマストーンたんの記事です。よろしかったらごらんください。
www.machinaka-movie-review.com
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今作では女王陛下を狙う女官の役ということで、成り上がりを狙う女の役です。
エマストーンは基本的にジーンズに黒い服と言ったラフでボーイッシュな格好がとても似合うんですけど、「ヘルプ心が繋ぐストーリー」では、奴隷制が厳しい南部アメリカで一人奴隷に優しくする白人富豪令嬢を演じてましたね。
あと、「マジックインムーンライト」では霊が見える!と胡散臭いお金持ちの娘を演じました。
ただ、女王陛下でなおかつ昔のイギリス王朝の時代を演じたことは、これまでにないかと思われます。
今まで見たことのないエマストーンが観れることに感謝でございます!!
それでは、映画の感想でっす!!!
*タイトルには「ネタバレあり」と書きましたが、本作はまだ公開前で、しかも私の家内であるエマストーンちゃんの映画ということもあって、結末に触れるような話はしないようにします。
それでも気になる方は、鑑賞後にご覧ください。
[映画の感想]
感無量じゃなくて、姦無量だよ!!!!
今年ベスト1を超えて、クイーン枠だよ!!
愛しのエマストーンちゃんが悪どい役を演じ、新境地を切り開いてくれたことにも感謝!!!
安定と信頼のフォックス・サーチライトが、またしてもやってくれたぞ!!!
今年アカデミー賞に食い込んでくること間違い無し! ヨルゴス・ランティモスの作家性全開で描く、中世イギリス王邸で起きるシニカルながらもアーティスティックな女王争奪劇である!
[演技、撮影、美術、どれをとってもアカデミー賞間違いなし]
はい、鑑賞してきたMachinakaです。
まだ日本公開はおろか、世界中でも公開されていない作品らしいので、極力ネタバレは避けたいと思います。
ただ、もうこのテンションからもお分かりの通り、実に面白い作品であるってことは、ネタバレしてもいいと思います。
この映画、間違いなく今年度のアカデミー賞に食い込む作品でしょう。特に、演技と撮影と美術はノミネート間違いなしです。
ギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督ですが、イギリス中世時代に起こった実話をもとに、映画化したということらしいです。
フランスとの戦争真っ只中のイギリス。アン女王(オリビア・コールマン)を頂点として王邸のバランスは保たれているのですが、二人の女が女王を惑わし実験を握ろうとします。
元貴族の娘で王邸のメイドとして働く下っ端の下っ端。だけど女王に近づき気に入られようとするアビゲイル(エマストーン)
そんなアビゲイルを王邸に招き入れ、既に女王の側近的存在であるサラ(レイチェル・ワイズ)
この3人の女性を中心として話は進んでいきます。
観れば絶対に目に焼きつくと思うんですが、もう3人の演技が凄まじいです。この3人のうち、誰かがアカデミー賞にノミネートされなければ、もはやアカデミー賞はアカデミックではありません。
既に女王のアン、成り上りを狙うアビゲイル、実験を握りかけているサラ。この3人がドロドロの女の戦いを見せる映画かと思いきや、そんな分かりやすいキャラクターではありませんでした。
あまり言えませんが、利害関係が非常に複雑なんです。
一見するとアビゲイルとサラは女王の座を狙うライバルのように思えるのですが、実はそんな単純なものじゃない。時には協力しないと、男社会の王邸では生き残れないこともあり、お互いに敵対する同士であっても協力するときは協力する。しかし、女王の前では仲良くしないといけない。そんな二人を見定め、手玉に取ろうとする女王。。。
その絶妙なバランス感覚がイギリスに3権分立をもたらしたんじゃないかってくらい、持ちつ持たれつの関係を保とうとする。非常に複雑な女たちの関係性が描かれたのが、男のヨルゴス・ランティモス監督だということに驚きを隠せません。
僕が大好きなエマストーンちゃんがズバリ1位だ!!と言いたいところですが、冷静に考えるとそんなことも言えず。。。
[汚いところも中世イギリスの真実]
このような、深く人間を描く映画であるにもかかわらず、決してセリフばかりの単調な作風ではありませんでした。
もちろん私は中世イギリスにいたこともなく、当時の王邸がどのような様子だったのか、知る由もありません。しかし、当時の生活感が伝わるようなリアルな美術設定と魚眼カメラによって、あたかも当時のイギリス王邸に入り込んだような没入感を与えてくれました。
監督は王邸の綺麗なところばかりでなく、汚い部分も描いてくれました。中世ヨーロッパという不衛生で有名な歴史を、そのまま即物的に描いてくれたところが、実にリアルだったんです。女同士の華麗なる戦い、みたいなノリではなく、出来るだけ史実に沿って作ろうとしてくれました。
例えば、当時は糞尿を外に垂れ流す風習があり、外が非常に臭いことを最初に指摘したり、女王の部屋に痰壺が置かれていたり、普通の歴史モノなら絶対に描かれないような汚い真実を描いてくれたところが良かった。
これにより、当時の生活感が伝わり、嘘くささが消えた宮廷劇になったと思います。
あと、これは役者の話になりますけど、先ほどお話した3人の女性も、このリアルな設定により汚れた姿を晒し出します。
アビゲイルが王邸に着いた初日、顔に泥を垂らしながら「ごきげんよう」と言ってみたり、サラは顔に大きな傷を付けたまま演技をしたり
・・・なんたって、女王であるアンのあの姿って言ったらもう、、、
女優魂が過ぎますww
アンの凄まじい姿については、さすがにネタバレできません。劇場で楽しんでください!
[凄まじい撮影を目に焼き付けろ!]
[自然光を使った撮影]
監督は「バリー・リンドン」を見たことも影響してか、基本的に自然光での撮影をしています。
女優を綺麗に写すために白っぽく照明を飛ばしたりすることなく、太陽光で撮るというなんとも挑戦的な撮影手法に、驚くこと間違いなしです。
[ロウソクだけの夜間撮影は半端ないって!]
自然光ばかりで撮ってる映画ですが、じゃあ夜はどうやって撮影してるのか? 月明かりで撮る? いやいや、そんなことできるわけありませんw
夜は、当時のイギリスと同じくロウソクを使って、わずかながら照明を作って撮影しています。まぁ、本当に申し訳程度ですけど笑
ただ、ロウソクのわずかな炎って、現代で言うところの間接照明的な役割も果たしていて、ロウソクの炎と暗闇の明暗差がとても美しい光景を演出していました。
[魚眼レンズによる撮影が特徴的]
映画を見てるとすぐに目につくのが、撮影方法。
全てではないですが、王邸の廊下や広い部屋を撮る時には、必ずと言っていいほど魚眼カメラを使ってるんですよ。
これも広い王邸を表現するための一種の方法ですが、非常に目に付きますw おそらく、ここまで魚眼カメラを使って撮影した映画も珍しいでしょう。。って映画で魚眼カメラばっかり使うのって、ありなのか?
普段の映画では誰かに焦点を当てることが多いので、魚眼カメラで漠然と部屋自体を写すやり方は、監視カメラのような印象も受けました。
あと、魚眼カメラが非常に低い位置から撮影されてるのも妙で。
ちょうど、人間の腰より上の位置くらいにあるんですよね。
これは考察ですけど、、
女王は足が悪く、基本的に車椅子で生活してるんですよ。で、これは無理やりなこじつけですけど、魚眼カメラはちょうど、足の悪い女王が座っている時の目の位置のようにも見えます。
つまり、女王の目線で常に映像が流れていることになります。
女王は常に広い目(魚眼カメラ)で王邸を見張ってるんだ、というメタファーにも感じました。
[なぜ女王の足ばかり?]
この映画は「足」が重要な意味を持ちます。
先ほど書いたように、アン女王は車椅子の生活で、足が悪いんです。
なので、アビゲイルにとっては女王の足をどれだけケア出来るかが、出世のカギになってるんですけども、、
これは女王の足をねらい、「足元をすくう」という意味にも見えるし、
失脚させたいというメタファーなのかもしれません。
[最後のシーンの解釈]
ここからは最後のシーンの解説に入りますが、まだ映画を見てない方はご覧にならないでください。それでも見たい方は、見てください。
いきます
ラストは、非常に不思議なシーンで終わります。
まず、アビゲイルがウサギ=女王の子供たちを踏みつけ、殺そうとする仕草を見せます。
次に、アビゲイルとアン女王の会話劇になり、今一度アン女王がアビゲイルに女王としての権力を見せつけようとします。
そこで、女王がアビゲイルを踏みつけます。
エマストーン>ウサギの図式を表すシーンと、
女王>エマストーンの図式を表すシーンが流れる
女王>エマストーン>ウサギという図式を表しているんです。
単純なヒエラルキーを示してるシーンかと思われます。
しかし、ここからが非常に奇妙で。
アビゲイルとアン女王・ウサギが三つ重なるシーンが流れます。
そして、最後はエマとアビゲイルの顔は消え、ウサギだけが残ってうじゃうじゃしてます。最終的には白いなんだか精子みたいにも見えます。
これは、どれだけ狡猾なエマストーンでも、結局女王には敵わない。イギリスの長い歴史の前には、エマストーンのような一人の反逆者は無力なのだ=イギリスの王政は一日にしてならず。歴史って深いね、偉大だね、という意味にも取れました。
[エマストーンの本気を見た]
ここからはエマ・ストーンのベタ褒めに入ります。
これまで多くのエマ・ストーンを見てきた私。
ここまで悪どいエマストーンを見たのは初めてです。
エマは不良っぽい役とか、やさぐれている感じを出すことは、多くの映画で演じてきたんです。でも、どこか可愛げがあったり、基本的には「イイ奴!こいつ!」と思える子だったんです。
でも、今回のアビゲイルの行動を見る限り、悪どいんですよおおおおもう。
ただ単に罵詈雑言を発したり暴力行為を働くんじゃなくて、計算高い悪女なんですよ。
エマストーンに計算高い悪女の役なんて、本当に見たことない。。
そんな役柄なのに、エマストーンはこれまで数多くの映画で培ってきた演技力を生かし、本気を見せてくれました。。
【エマのストーンが半端ないって!】
これは絶対に絶対にネタバレできませんが、非常に衝撃的なシーンがあります。
ヒントとしては、
エマのストーンが半端ないって!!!!!
エマのストーンが半端ないって!!!!!
エマのストーンが半端ないって!!!!!
エマのストーンが半端ないって!!!!!
もうこれ以上は言えません。
ただ、そのシーンを見たとき、私は
絶対に4Kブルーレイを買おうと誓いました。
【一瞬だけヴェノムになる】
エマストーンと言えば大きな目が特徴ですよね。
アンハサウェイと張るくらい、ハリウッドの中でも大きな目をしてます。
とあるシーンでエマストーンが白目になる瞬間があるんですけど、その瞬間ヴェノムみたいな大きな目になるんですよねww
あんまり彼女の白目を見たことないから、珍しかったです。
【声の演技で笑わせた】
エマ・ストーンは本当に女優なのか、実は芸人なんじゃないかってくらい、声の演技で笑わせてくれました。
エマストーンって黙っていれば本当にお嬢様で可愛いらしいお人形さんみたいな子なんですけど、喋ると思った以上にハスキーボイスで、声だけ聞くと男勝りに聞こえるんですよね。
そんな特徴的な声をしてるエマなんですけど、今回はコメディに特化していました。
豚のように「ブハッ!」「ガッ」っと、その容姿からは想像もできないような声が出るんですよwww
よく中年のおじさんが出すような、汚らしい異音をエマストーンが出すんですよねwww
[スラップスティックなギャグが半端ないww]
この映画、いろいろ笑えるシーンがありましたが、間違いなくスラップスティックなコメディになってました!!!!
スラップスティックはバスターキートンを代表に、代表的なコメディの手法ですが、今作は文字通り「スラップスティック」なコメディでした。
【エマストーンが「スラップ」する!】
スラップとは叩くという意味ですが、エマストーンが思いっきり恋人を叩いて叩いて、文字通りスラップするんですww
単純に叩いてるだけなんですけど、カメラの構図やタイミング、何より叩く強さが絶妙で、コメディになってるんですよねw
【文字通り「スティック」を使ったギャグww】
はい、スティックの意味は「某」という意味ですけど、こちらもですね、文字通り「棒」を使った爆笑シーンがあります。。
これ、劇場で大きな声で笑っちゃったんですけど、それまで笑っていた周りの女性が、このシーンでは沈黙を貫いてまして、ドン引きしてたんですよw
それを気にせず、死ぬほど笑ってしまった俺。。。
なんだかすいませんw
ただねぇ、やたらと「棒」を映画に盛り込むランティモス監督が悪いんだからねっ!!!!
[「姦」無量でした]
はい、これはこじつけですけど笑
今作は見事な「姦」映画だったと思います。
姦という言葉は、性犯罪的な意味だけじゃなくて、「よこしま」「かしましい」「不倫する」という意味があります。
これはまさに、よこしまな気持ちで宮殿に入ったアビゲイル、女王の意に反して戦争をしようとするサラ、そして二人の思惑を手玉にとって愉しむアン女王、の「3人の女=姦」という図式にピッタリくると思います。