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映画「ジャングル・クルーズ」ネタバレあり感想解説と評価 4DX推奨!ランドとシーの乗り物全てを2時間で回った感覚

 
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この記事では、「ジャングル・クルーズ」のネタバレあり感想解説記事を書いています。
 
 目次
 

まえがき

 

 

今回批評する映画はこちら

 

「ジャングル・クルーズ」

 
 

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(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 

 
今作の公開後すぐに、ワイスピ9も控えているドウェイン・ジョンソン。
 
彼が主役である以上、どんなピンチが訪れても何とかなる気がして、ドキドキハラハラ感が薄れてしまうのは私だけだろうか?
 

コングでも出てこない限り、彼の身を案じることは心底ない。それくらい、彼の力は強大に見えてしかない。

 

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 ジャングルクルーズといえば、ディズニーランドのアトラクションでよく乗ったが、彼みたいなマッチョは見たことなくて、それも妙に新鮮。

 

まぁ、アメリカなら彼のようなムキムキが船頭になってくれるのかな。日本とは相場が違い過ぎて違和感があるのだが、今回は彼の二の腕に抱かれながら映画を見ることにしたい。

 

それでは「ジャングル・クルーズ」ネタバレあり感想解説と評価、始めます。

 

 

 

 
 

あらすじ

  
ディズニーランドでおなじみの人気アトラクション「ジャングルクルーズ」を実写映画化したアクションアドベンチャー。アマゾンのジャングルの奥深くに「“奇跡の花”を手にした者は永遠の命を手にする」という不老不死の伝説があった。行動力と研究心を兼ね備えた植物博士のリリーは、この秘密の花を求めて危険に満ちたアマゾンへ旅立つ。リリーが旅の相棒に選んだのは、現地を知り尽くしたクルーズツアーの船長フランク。ジャングルに生息する珍しい動物やスリルあふれる先住民の村、滝の裏側など名所の数々を、時にジョークを交えながら観光客相手にガイドしているフランクだったが、彼にもまた、奇跡の花を求める、ある理由があった。「伝説に近づく者は呪われる」と言われる、アマゾン奥地の「クリスタルの涙」を目指してジャングルを進むリリーたち。そこで彼らは恐るべき真実を知り、奇跡の花をめぐる争奪戦に巻き込まれる。フランク役に「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン、リリー役に「メリー・ポピンズ リターンズ」「イントゥ・ザ・ウッズ」のエミリー・ブラント。監督は「トレイン・ミッション」「フライト・ゲーム」のジャウム・コレット=セラ。2021年7月29日から劇場公開され、7月30日からDisney+でも配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)。

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「ジャングル・クルーズ」のネタバレありの感想と解説(全体)

 
 

 
 
 
 

ランドとシーの乗り物全てを2時間で回ったような映画

 

貶したい訳じゃないが、今作を観終えて最初に感じたのは「疲労感」だった。

 

ジャングルクルーズの大自然&動物要素だけでは飽き足らず、パイレーツオブカリビアンの海賊&オカルト要素を足した結果、史上稀に見るハイカロリーな映画が登場した。いや、してしまった。

 

物語はリリー(エミリー・ブラント)とその弟が「クリスタルの涙」を探しにアマゾンに出向き、そこでジャングルをガイドしているフランク(ドウェイン・ジョンソン)と出会い、3人でインディ・ジョーンズばりの大冒険を繰り広げるというものだ。

 

単純な話に思えるが、今作はアトラクション要素をふんだんに取り入れているため、その分会話劇が圧縮され、まるで早送りしているかのような速さで進んでいく。字幕で見たのだが、可能であれば吹き替えを強く推奨したい。  

 

アトラクション要素は、もちろんジャングルクルーズをベースにしているが、今作はランドとシーのアトラクションを総ざらいしたような、ある意味意欲作な内容であった。

 

そんな特濃な要素を全部入りした影響なのか、今作はかつてないほど快速で展開されていく。ジャングルクルーズというより、ビッグサンダーマウンテンに乗っているような感覚に近い。ちなみに、激流を下るシーンもあるため、かっちりスプラッシュマウンテンもインサートされている。

 

最も意外性のあった要素は、パイレーツオブカリビアンだ。ポスターにも記載されていたが、同じアトラクション発の映画で括っているのだとばかり思っていた。

しかし、まさか映画に深く影響してくるとは思いもしなかった。

 

ジャングルクルーズとは一見関係ない要素だが、今作はインディジョーンズの影響を強く受けているせいか、魔法というよりもオカルト的な要素が突然入ってくる。

 

となると、必然的に不老不死の幽霊がヴィランとして登場することになる。しかし、よくよく考えて欲しい。

もしジャングルクルーズにパイレーツオブカリビアンの幽霊が出てきたら、どう感じるだろうか。情報が多すぎやしないだろうか。

 

監督は「エスター」などホラー映画を手掛けてきたジャウム・コレット・セラ。特異なホラー展開を、パイレーツに求めたのだろうか。その結果、ディズニー映画では珍しくジャンプスケア演出も含まれているのが特徴だ。

 

また、過去に「ジャングルブック」を作ったからなのか、単なる大自然&動物映画にはしないように工夫したのかもしれない。 

 

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このように、今作は大自然を舞台にしながらも、実際的には非自然的なものを志向している。既存のアマゾン・ジャングル作品との差別化を図ろうとしているのだろう。

 

しかし、全く違う要素を足すことで、必然的に説明量が増えるのが今作の致命的なポイント。

まず、ジャングルブックに向かうきっかけとなる、今作のマクガフィンとなる「クリスタルの涙」の説明が入る。さらに、パイレーツ的な不老不死幽霊の説明も入り、限られた時間の中で膨大な説明量が発生する。

 

正直、説明が多すぎて早すぎて、ちょっと眠くなる。

 

とにかくもう、、おなかがいっぱいだ。

とにかく、全部入りの展開を純粋に楽しんでほしい。

  

 

 

 

 

 

4DX推奨。配信ではなく劇場で見るべき映画

 

また、今作を象徴するのは3Dや4Dを意識した演出。

 

鋭利なものが画面の中央に配置され、次第にズームしていくシーンや、終始乗り物に乗って移動するシーンなど、3D・4Dの演出に向いているシーンが多く含まれている。

アトラクション発の映画ということで、通常のスクリーン演出では終わらせたくなかったのだろう。新作が配信になるなんて、当時は考えもしなかったのだ。

 

さまざまな鑑賞形態があるが、1番おすすめしたいのは、4DXで鑑賞すること。

 

最近は諸事情で鑑賞を辞めたが、これまで何十回も4DXで鑑賞してきた経験から、今作は4DXとの相性はバツグン。4DXのために作られた映画と言っても良い。

 

4DXはシートから勢いよく水が飛び出る機能と、劇場全体に雨を降らせる機能の2種類存在する。ジャングルクルーズは常に水が飛び交う映画なので、4DXの機能を存分に発揮できる。

 

配信や通常のスクリーンで見ても、魅力が半減、いや1/3になるかもしれない。

 

ちなみに、大自然繋がりでは同じくディズニーの「ライオンキング」の4DXが素晴らしかった。

 

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まとめ

コロナ禍まっ只中の今、クラスターも発生していない映画館でアトラクション的な映画を楽しむのも一興だと思う。

 

が、いくらなんでもパイレーツオブカリビアン要素を導入するのは無茶だったと強く感じる。

 

75点 / 100点 

 

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