- ネタバレありで感想と解説を始めます
- あらすじ
- おじさんコメディ好きとして、避けては通れない
- 吉田鋼太郎さんは信頼できる
- 映画の感想
- テレビ作品として貫いた姿勢を評価したい
- 世界にも類を見ない、LGBTファンタジーが劇場で
- 秀逸なギャグが炸裂!
- 前に座ってたおやじ達は、ひょっとして・・・
- 「ロケットマン」と同日公開されてる偶然
ネタバレありで感想と解説を始めます
今回公開する映画はこちら!
「劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD」
それでは「劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
あらすじ
・田中圭、吉田鋼太郎、林遣都の共演で3人の男たちの恋愛を描いたテレビドラマで、2018年の新語・流行語大賞トップテンに選出されるなど社会現象的な人気を獲得したラブコメディ「おっさんずラブ」の劇場版。ドラマでの三角関係をグレードアップさせた、おっさんたちによる「五角関係」の恋愛バトルが描かれる。春田創一が上海、香港転勤から1年ぶりに日本へ帰ってきた。黒澤武蔵をはじめとする天空不動産第二営業所のメンバーたちが春田を歓迎する中、天空不動産本社で新たに発足したプロジェクトチーム「Genius7」のメンバーが春田たちの前に現れた。リーダーの狸穴迅は、春田たちに即刻営業所から立ち去るよう言い放つ。狸穴の側に本社に異動した牧凌太の姿を目にして激しく動揺する春田を新入社員のジャスティスこと山田正義が元気づける。そして、あの時に終わったはずだった黒澤の恋心にもふたたび火がついてしまい……。田中、吉田、林らドラマ版のキャストに加え、劇場版で新たに登場する狸穴役を沢村一樹、ジャスティス役を志尊淳がそれぞれ演じる。
おじさんコメディ好きとして、避けては通れない
ジャド・アパトゥー軍団以外にも、ウィル・フェレル映画も大好きで
ポール・ラッドも好きで
昔は超絶キワモノだった、サシャ・バロン・コーエンも好きで
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他にもまだまだあるんですけど、まぁこれくらいにしておきましょう笑
上にあげた映画のリストを見て分かると思うんですけど、、
邦画でおじさんコメディ映画がない!!
日本じゃどうしても若くて清々しい男が主役で、おじさんが主人公ってないじゃないですか。
まぁ、おっさんずラブも田中圭が主演なので、私が好きなコメディ映画のおじさん像ではないんですけど。
ただ、おっさんずラブには吉田鋼太郎っていう最高に良いおじさんがいるじゃないですか!!
ここに本当に感動したんですよ、私は!!
吉田鋼太郎さんが、はるたん好きぃぃいいい!!っていう名セリフを聞いた途端、もう笑いが止まらなくて。。まだ清潔感あると言っても、ぶっちゃけおじさんの吉田鋼太郎さんがメインで恋愛するって、本当に珍しいと思ったんですよ!!
全体を見通すとやっぱりイケメンが勢ぞろいなんですけど、吉田鋼太郎さんの濃厚なおっさん成分のおかげで、俺の琴線に触れることができたんですよねぇ。
本当に感謝です!!!吉田鋼太郎さん!!
吉田鋼太郎さんは信頼できる
思わずゲーム買っちゃったしねw
今更ながら「FF14光のお父さん」鑑賞!
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2019年7月7日
そしてこの有様である。 pic.twitter.com/EGouCwGjmU
映画の感想
予想はしてたけど、作りは全くもってテレビのまんま
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Tジョイプリンス品川にて「劇場版おっさんずラブ Love or DEAD」鑑賞
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2019年8月23日
これを映画と言いたくない
でも、最高に笑えて泣けて、大好きな作品
安定のおふざけLGBTファンタジーは世界でもこれだけ!
俺もハルたんが好きだお!!#おっさんずラブ #おっさんずラブいよいよ公開
テレビ作品として貫いた姿勢を評価したい
はい、最近はやりのテレビの映画化。
「劇場版◯◯」とか、もうどれだけ公開されてきたか。。
今作もご多分に洩れず 、れっきとしたテレビ映画でして。
しかも、映画としてのクオリティはまぁ、、、アレで。
まぁこれは俺が悪いんですけど、今作を見る30分前にはエルトンジョンの「ロケットマン」を見ていたこともあって、この落差たるや。
正直、クオリティとかノリはテレ東制作の「キス我慢選手権」ですよw
よくよく考えたら、春田が最後の最後までキスしないから、キス我慢選手権まんまだよw
映画化が決定して予算が多く取れたから、とりあえず海外ロケ行こうみたいなノリはイケイケのテレビマンの発想そのままで、全く映画に関係ないのにオーストラリア行った「さらばあぶない刑事」のようで
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これネタバレですけど、ラストは「コードブルー」みたいでしたからねww あれだけ私が酷評した映画と、ラストが似てるんですよね。
はい、散々これだけ文句を言ってましたが、改めて言わせてください。
本当に面白かったお!!!
部長に笑わされ、泣かされたお!!!
春たん、俺も好きだお!! おじさんの俺も好きだお!!
男の俺がこの映画を見るなんて、本当にありえないって思うかもしれません。実際に劇場は女ばっかでしたよ。いい匂いしましたよ。
でもねぇ、今作は決して女向けでもないし、同性愛者向けでもないし、誰でも楽しめるラブコメなんですよ。
おっさんずラブって言っておきながら、結局メインの2人はイケメンじゃんとか、文句を言いたくなることもあります。
そんなの全然関係ないお!!
おっさんずラブの魅力は恋愛も春たんへの愛もあるんですけど、コメディ好きの俺的にはやっぱり笑えることにあると思ってて
これまで数多くのコメディ映画を見てる私ですが、今回は誰が見ても爆笑できるシーンは数多くあったと思います。結局、黒澤部長が全部持ってくんですけどねww
しかも、映画館の大きなスクリーンで知らない人たちと大爆笑して、一緒に作品を共有できるこの嬉しさですよ。
テレビと全く同じ作り方でも面白くするやり方があるんだって、本当に感心しました。
よく貫きましたね。作風も、春たんへの愛も。
これまでテレビの劇場版が数多くありましたが、無理にテレビから作りを変えないまま、作品の力で観客を楽しませる映画も珍しいと思いました。
彼女に連れられて無理やり見させられた人も、きっと笑ってるはずです。黒澤部長の前では、誰もが笑わずにはいられませんから!!!
世界にも類を見ない、LGBTファンタジーが劇場で
おっさんずラブの最大の特徴。それはタイトルにもある通り、同性愛。
ちなみに、Netflixでは「LGBTQ」のジャンルに入っているようです。日本だと、そういう言い方されないですが。
ただ、おっさんずラブのLGBTって、すごくおふざけ感満載で、世界的にLGBTについて真面目に取り組む作品が多い中で、おっさんずラブは同性愛ファンタジーというか、LGBTファンタジーになってるんですよねw
今作は、田中圭、林遣都、吉田鋼太郎、眞島秀和などのメインキャストの恋愛バトルはもちろんの事、沢村一樹と志尊淳も入ってもうグッチャグチャのワッチャワチャで。
これだけの男たちが集まって、同性愛のディープなところをついて来ると思いきや、まるでおとぎ話の世界に入ったような、衝撃展開のファンタジーになってるんですよね。
普通のLGBT映画って、ちょっとキツいところもやるんですよ。確実に下の話に入ってくるので。
ただ、今作はこれだけ同性愛を描きながらも、絶対にセックス描写はやらない。やってもキス。しかも、今回は溜めに溜めに溜めて、最後にキッス。
すごく表現が柔らかいんですよね。人によっては、ユルいって怒る人もいると思うんですけど。
私は逆に、こうすることで見る人の間口を広げてるなあと思うんです。
今作を見て、男同士が恋愛してても全く違和感なくて、同性愛描写が笑いになって感動になって、ごくごく当たり前に同性愛が受け入れられる世界っていうのは現実的に考えたらまだファンタジーと言っていいかもしれない。
ただ、多様性への理解はファンタジーから入ってもいいじゃないですか?
今回、上海から帰ってきた春たんが部長と抱き合うシーンも、ごくごく当たり前に撮ってて。偏見が異様にない社会ってのはファンタジーだけど、そういう仮想世界があってもいいと思うんですよね。
この特徴こそ、おっさんずラブの真骨頂なのかもしれません。
秀逸なギャグが炸裂!
スラップスティックなギャグはまるでコント
今回一番面白かったのは、田中圭、林遣都、吉田鋼太郎、沢村一樹、そして志尊淳の5人が一緒にサウナに行くシーン。
相手を殴ったり水をかけるオフビートなテイストのシーンは、まるでテレビのコントのようであるんですけど、もうそんなの関係なく笑っていましたねw
結局、部長が全部持っていく
なんだかんだ、黒澤部長が全部持ってくるんですよねw
春たんを見つめる目とか、語尾に「◯◯お」って付けたり、あれだけダンディーに見える人が春たんの前では無防備になっちゃうんですよなぁ。。
テレ朝セルフパロディに爆笑
部長の記憶がなくなって、春たんの名前が思い出せない時、部長は「君の名は?」って連発するんですよ。これ、テレ朝制作の「君の名は」のセルフパロディだよねww
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前に座ってたおやじ達は、ひょっとして・・・
すっごくどうでもいい話なんですけど
今回前の方に座ったんですけど、前はガラガラなのに後ろだけは超満席で。後ろは女の人ばっかだったんですけど、前に男が集中してるんですよ
そんなに前が嫌なのか? pic.twitter.com/s7qUyXbcUs
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2019年8月23日
もしかしたら、私の周りにいたおじさんたちは、ノンケじゃなかったのかな。。
「ロケットマン」と同日公開されてる偶然
同性愛が共通点の、「ロケットマン」ですが、これが今作と同日公開なんてね。。
こんな
今週公開の「劇場版おっさんずラブ」
— Blog_Machinaka🐻@映画ブロガー、ライター (@Blog_Machinaka) 2019年8月21日
こちらも今週公開の、エルトン・ジョンが題材の「ロケットマン」
同性愛がメインテーマって訳じゃないけど、この二本が同日公開って偶然が過ぎるとは思わないか・・? pic.twitter.com/wo2zAnH6LR