[はじめに]
今回公開する映画はこちら!
「シュガー・ラッシュオンライン」
それでは「シュガー・ラッシュオンライン」、感想・解説、ネタバレありでいってみよー!!!!
[あらすじ]
・人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、アーケードゲームのキャラクターである悪役ラルフと少女ヴァネロペの冒険と友情を描いたディズニーアニメ「シュガー・ラッシュ」の続編。好奇心旺盛なレーサーでプリンセスのヴァネロペと、心優しい悪役キャラクターのラルフは大親友。ある日、ヴァネロペが暮らすアーケードゲーム「シュガー・ラッシュ」が故障し、廃棄処分の危機に陥ってしまう。シュガー・ラッシュを救うべくゲームの世界から飛び出した2人は、刺激的だけど恐ろしい危険も潜むインターネットの世界に足を踏み入れるが……。アナとエルサ、シンデレラ、白雪姫らディズニー作品やピクサー作品のプリンセスたちをはじめ、多数のディズニーキャラクターが登場する。前作も手がけた「ズートピア」のリッチ・ムーアと、両作で脚本家としてコンビを組んだフィル・ジョンストンが共同で監督を務めた。
映画の感想
ユニバースはプリンセスだけじゃなかった!! マーヴェル!スターウォーズ!!
話はアホだが面白い!
はい、すっかりシュガーラッシュの世界観にやられたMachinakaでございます。
もう、ザッツエンターテイメントと形容するにふさわしい、非常に抜けの良い明るい映画でございました。
ゲームセンターの世界観から一気にオンラインへの世界へ。
新しいキャラクター、新しい街。ゲーセンの世界とは比較にもならない規模で描かれており、多様性が生きるような、それこそユニバースをやるにふさわしい舞台になっていたのがグッドだったと思います。
ただ、話は単に「ネットでレトロなコントローラーを買う」っていうだけなんですけどねw
あと、ラルフがウイルスを振りまくよう指示するシーンは、「ラルフお前、本当にどうしようもねぇ奴だなぁw」としか思わなかったりもしますw
ラルフはマジでガキなんすよ、ヴァネロペちゃんの方がむしろ大人なんですよw
あいつの犯行動機は、確かにマジで許せない、ていうか、アホ過ぎ?無知すぎ?ww
でもね、よく考えてくださいよ。
あいつ前作から相当アホですよ
ウイルスなんてモンは、知らないんですよ。Ebayとか知らないんですよ。
よく考えれば、あいつ の声当ててるのジョン・C・ライリーじゃないっすかw
演技派とも言えるかもしれないけど、ウィルフェレルに激似なあいつの顔を思い浮かべるだけで、俺はもう納得しちゃうんですよ。
ジョンCライリーがラルフだから、仕方ねぇなってww
アメリカのアニメは声を当ててから絵を描くし、彼のイメージがついちゃってるんですよ。と、思っておきます。
あと、ラストのウイルスをやっつけるところは何だか、素っ頓狂だったなぁ、、なんの伏線もなかったからなぁ、、、
なんか、今回のマクガフィンとなるシュガーラッシュのコントローラーをもっと活かしてやっつけたり、あのペンダントが生きてきたりしなかったからなぁ、、
「君が大好きなんだ!!」って言っておいて、光が包まれ、自然消滅してしまうあの下り。。
考察しようと思えばいくらでもできるんだろうけども、、、、まぁいいやw
とりあえずネットの闇社会を表現したかったんでしょ? ウイルスじゃなくて、本当はハッカーに対して「君が大好きだ!」って言ってるわけでしょ?
ディズニーの愛の力でどうにかしようと思ってるんでしょ!? 洗脳させようと思ってるんでしょ!?
www と言った陰謀論は、もうこれくらいにしておきまーす!!
これぞ究極のユニバース祭り
そんな脚本のあらを探すのは、もうやめましょうw
ね、みんな忘れましょうwww
今回はユニバース祭りなんですから! セルフパロディ祭りなんですから!
ね!!
脚本に怒るのやめましょうwww
対象年齢子供だからな!!お前ら!!!
もう悪口言うんじゃねぇぞ!!!!!!!
はい、一番悪口言ってる私がほざいて申し訳ありませんでしたw
本題ですが、今回はディズニーの魅力を十分に活かしたパロディ祭りだったといえるでしょう。
ディズニーはもはや、ハリウッド一の巨大映画企業でして、マーヴェル、ルーカスフィルム、そしてディズニー・ピクサー、、合計で何人のキャラクターがいるんだって話ですよw
そんなディズニーの特性を生かし、オンラインの世界でディズニーグループのありとあらゆるキャラを全員集合させるという、あの荒技は半端ないですよww
ディズニーのキャラが遠慮なく登場しまくる、まるでディズニーの小宇宙を見ているようなユニバースが、半端ないって!!!
もうこんなしょうもない流行語を言っちゃうほど、俺の心は今、ウキウキしておりますw
一瞬ですけども、ディズニーのホームページの世界に入る時に、真ん中に「ディズニー」、左に「マーヴェル」、右に「スターウォーズ」の看板がデカデカと置かれて、ディズニーグループの自己紹介みたいなところが流れるんですよねww
まずプリンセス大集合がすげぇ。予告でも十分興奮してた私ですけど、あれはまだ序章だったんですよ。
予告の時はドレスばかり着てるプリンセスたちですけど、ヴァネロペちゃんのラフすぎる服に逆に感銘を受けて、「あぁ、なんて綺麗な服なのぉ!?」とくたびれたパーカーに目をキラキラさせるシンデレラwww アホかwww
プリンセスたちは毎回ドレスで同じ服だって文句を、セルフパロディしてるんですよねw
今作の監督はリッチ・ムーアであの「ズートピア」と同じ人。確かズートピアでもベイマックスの海賊版DVDとか出てきたし、、パロディが好きなんでしょうねー。
で、最終的にはプリンセスたちがTシャツとかジーンズを着てグダグダするわけですよw
なんなんすか、あれw 卑怯ですわww あんなのされたら、もうパロディする人たちが可哀想ですよ。本家でパロディをされたら、同人誌が作れなくなちゃうよwww
次にスターウォーズ! ストームトゥルーパーが出てきたり、ヴァネロペちゃんが逃げてる時にあのBGMが流れてきたり、、、 スターウォーズファンにとってはもう、たまんないですよ。
そして、迷い込んだヴァネロペちゃんが人だかりに走って行ったら、目の前にマーヴェルのガーディアンズオブギャラクシーのグルートがいて、、、なぜか悩み相談をしてるわけですよwww
グルートが悩み相談ですよwww
アホですかwww
返ってくる答えが全部「I'm Groot!!」ですからねwww
もうアホだけど、可愛くてキュルキュルしててもうキャワワワわわわわわわワーーーーーン!!!!!!!
もう言語化さjdフォア;ldcさクァイイ!!!!!!
本当に可愛いグルートちゃんとヴァネロペちゃんを見て、もう心が癒されました。それだけで映画観る価値あるってもんですよ!本当に。
あとはちょっとでしたが、ズートピアのニック、アイアンマンもいたりなんかして、小ネタ探しが楽しかったです。
ディズニーの世界観を踏襲した、素晴らしきネット表現
そして何より評価したいポイントは、オンラインの表現です。
以前、こんな記事を書きましたけども、映画におけるインターネット表現ってこれからますます重要になってくると思うんです。
www.machinaka-movie-review.com
舞台や衣装や俳優の顔には、いくらでもメイクをすることができる。カメラの取り方次第で、非日常的な空間を切り取ることができる。
でも、インターネット画面の場合はそうはいかない。映画では、インターネットの画面を単に見せて終わりって映画もよくあります。
邦画で多いのはLINEの画像がスクリーンにデカデカと表示されるみたいなやつですね。
これ、実にありえないんですわ!俺からしたら! 急に日常に引き戻されたような感覚に陥ってしまうんですわ。
そんな映画のネット表現にうるさい私でしたが、今回は大満足&大興奮でした!
さすがITの国ディズニー、完璧にオンライン表現を描いて見せました!
素晴らしいのは、ディズニー・ピクサーのファンシーな世界観を踏襲しながら、可愛らしくネットを擬人化してるのが本当に上手くて、笑えて、仕方ありませんでしたww
本当にねぇ、、うんこみたいな邦画のネット表現は勘弁して欲しいですよ。
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これから個別に書いていきまっす!
ハードウェア
まず、ココがすごいんですよ! ちゃんとハードウェアも写すところがねぇ、、
ルーターを接続して、筐体にLANを繋ぐシーンがちゃんと映ってるわけですな!
そこでちゃんと、オフラインからオンラインの世界へ繋がるって描写をちゃんと入れてくる!気づいたらネットに繋がってたみたいな描写やらないわけです。
ネット世界はブレードランナー?ズートピア?レディプレ?
ネットの世界をどうやって表現するかですか、今作ではごちゃ混ぜの看板や高層ビルが混ざる、ブレードランナーのようなズートピアなどの世界観のような印象を受けました。
高層ビルの看板に、着物女性が写ってるあたり、やっぱりまだブレードランナーの憧れみたいなものが残ってるのかなぁと思ってしまいました。。
あと、オンラインのレース展開は最近やったレディプレっぽかった。。
ネットビジネスの表現は爆笑
一番爆笑したのは、ネット広告www
突然ラルフに話しかけて、「ねぇねぇ、この商品買いませんかぁ?」と馴れ馴れしく話しかけてくるやつ!!!
あれ、ネット広告なんですよwww おまけに、突然「わっ!」って登場してくるウザいやつはポップアップ広告だったりww
まぁ、私のブログも広告をいっぱい貼り付けていて、貼っている身としてはなんだか申し訳ない気持ちにもなりました。あぁ、ユーザーさんっていつもこんな気持ちなのかなぁってww
また、ebayのオークションだったり、アマゾンだったり、詐欺広告だったり、、いろんな広告やネットビジネスの世界が描かれてるのもたまらなかった。。。
SNS表現の巧みさ
少しだけなんですけど、ツイッターの描写が出てきて、ディズニーが得意とする可愛らしい小鳥にデフォルメされてたのがよかったです。あれ日本だったら、超適当にやっつけますからね!!!
Google先生は無敵www
そしてネット界の王者! 誰もが頭が下がらない最強の存在、グーグル。
吹き替えだとゴーグルってなってましたけど、どう考えてもあれグーグルですよねw
今作はGoogle検索を見事に擬人化してるんですよ!!!
なんか、相談窓口みたいな場所で、ハローページみたいな分厚い辞典を持っているおじさんが、Googleなんですよねww
で、例えば「さしみ」って言葉をその人に入った瞬間、
「さしみ!」
「さしみ レシピ!」
「さしみ 簡単!」
「さしみ 英語!」
「さしみ カロリー!」
などと言った具合で、予測変換を超絶早口で喋り出すんですよwwww
ズートピアでは怠け者が超ゆっくりしゃべって笑わせるギャグがありましたけども、今作はその逆を行く超早口のギャグに、腹を抱えて笑わせてもらいました!!
吹き替え版がすごい
吹き替えの見事さ
今回吹き替えをみたんですが、もう最高ですね!この吹き替え!
ほとんど有名人タレントは使わずに、メインキャストはちゃんとした声優さんで
やっぱりハチャメチャなおじさんキャラは、山ちゃんじゃないとダメですよね! 山ちゃん以外できないですよw
ただ、山ちゃんが声優なのに、本編公開前にトイストーリーの予告はやめてほしいw
あと、今回も出演してびっくりしたんですが、浅野ますみさんが声優で出てるんですよ!!! もうディズニー声優の常連になったのかなぁ、、、おめでとうございます! おそらく自分でかなり営業されたんでしょうね!
アニスパップー!!!!
日本語フォントが素晴らしかった!!
あとはフォントですね。吹き替え版だと、看板の文字とかが日本語になってたりするんですが、そのフォントに毎回辟易してたんですよ。
なんか丸っこい変なポップ体みたいな、ポップ体の改悪みたいな変な文字。。
あれが大嫌いなんですよ。俺。だから吹き替え見たくないってレベルに嫌いだったんですけども。
でも、今作ではちゃんと角が尖った日本語の止め、ハネを気をつけたフォントだったり、妙に丸くないくらいのスムースな文字だったり、フォントをなるべく英語版と同じようにするために、気をつけてたんですよ!!!
本当に吹き替え版を見てて良かったと思います!!!!
ラストはまさかのデップーで最高ww
そして、今作で最も評価すべきところはエンディングが終わった後に待ってました。
画面が完全に暗くなって、あぁ終わったなぁ、、、
って思ったら、いきなり
「これからアナ雪2の予告編をお楽しみください!」ってアナウンスが流れて、アナ雪2のロゴが。。。
もうその時、怒り心頭でした。なんだよ、結局ディズニーも宣伝キ○ガイかって思ったんですよ。
怒り爆発しそうになった、その時
いきなりラルフが出てきて、「あれ、まだ見てるの? 見ててもなんもないよ!」って言ってくるわけですよwwwwwww
予告を流すふりしといて、流さない!と言うボケをかましてくるんですおね!
これ、伝わりにくいんですけど吉田恵輔監督の「犬猿」でも似たようなのありましたよねw
絶対に予告を流さねぇぞ、みたいなww
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予告を流さないのは、最近よくある予告商売の皮肉?マーヴェル映画の皮肉?かもしれませんね!
もしくはYouTubeのCMをいじったのかもしれませんねー。
最後までドキドキワクワクさせてくれる、映画ファンであればなおさら楽しめる作品でございましたー!!