この記事では、「2021年上半期のベスト&ワースト」を書いています。
こんばんは! Machinakaです!!!
おす!!!!
みんな、元気!?
はい、今回は久しぶりに、前使っていたようなチャラい話し言葉を使ってみました!
なんかねぇ、ランキングは真面目にしたくないってのがあるんですよね。
ということで毎年恒例!!!
「2021年上半期映画ランキング!ベスト10&ワースト1ランキング!!!」
まだコロナ禍なので、例年通りの鑑賞には至っておりませんが、その中でもベスト10を決めようと思って、筆を取りました。
一体、いつになったら普段通り映画が見れるようになるんだろう。。
それでは2021年上半期ベスト10&ワースト5、行ってみよーーー!!!
- ==== [映画ランキング選定基準]
- [2021年上半期鑑賞本数]
- 2021年上半期ベスト10
- ベスト2/10 男して尊敬しました
- ベスト1/10 予想外の作風、その理由が分かった瞬間ベスト1は決まった
- 2021年上半期映画ワースト1
- 2021上半期映画、ざっくり総括
- 2021上半期、本当にありがとうございました
[映画ランキング選定基準]
ランキングの前に、まずは選定基準から!!
<選定条件>
・2021年1月1日から6月30日までに上映した新作映画で、映画館または試写会場で見たものに限る。
・名画座や映画祭で上映した旧作映画は除いてます。
・洋画邦画は問いません。日本やアメリカやイギリスはもちろん、何ならタイやインドで上映された映画も含めてます。
・劇映画・ドキュメンタリー映画は問いません。もちろん、アニメ映画もランキングに含めます。
・当たり前ですが、配給会社からお金をもらって特定の映画を優遇したりはしてません。もらえるなら、こんな場所でランキング公開してませんw
・2021年だけ特別に、インターネットの動画サイトで鑑賞した新作映画も含める。
<選定基準(ベスト映画)>
・「面白い映画」であることが大前提
・今まで見たことない新しい映画表現を実現している
・Machinakaの個人的な「映画体験のインパクト」を最優先に考えます
・「映画体験のインパクト」とは、①劇中に泣いたり笑ったりして感情が動かされた、②私の価値観に大きな影響を与えた、③映画を見て自分の実生活が変わった(人生が変わった)、④劇場の雰囲気(観客の反応など)と定義します。
・ベスト映画から必ず「人生の教訓」を学んでいます。
・今後の映画業界へ多大な貢献を及ぼした映画も高評価します。
<選定基準(ワースト映画)>
・「つまらない映画」であることが大前提
・製作陣の手抜き、工夫のなさ、「儲け」のみを目的とした糞映画
・予算がつぎ込まれ、有名な俳優さんが主演で、テレビでも大々的に宣伝され、予告編が最高に面白い「にも関わらず」つまらなかった映画。つまり、本当は腐ってるけど腐ってないように見せかけて観客を欺いた映画。
・上記のような映画で、今後レンタルされる確率が高いモノ(有名無実な映画)
はい、つまりは本当に面白かった映画と本当につまらなかった映画をランキングするって話なんですけど笑
ただ、ベスト作品に関しては私の個人的な体験がかなり反映されていると思いますから、「なんでこれがベストなのお前?」と疑問を感じるかもしれませんが、どうかご了承ください。
[2021年上半期鑑賞本数]
はい、2021年上半期に私が見た映画はこちらの通り!!!!!
◆1月合計:4本
◆2月合計: 7本
◆3月合計:8本
◆4月合計:8本
◆5月合計:7本
◆6月合計:6本
それではベストから行ってみよー!!!!!
2021年上半期ベスト10
ベスト10/10 日常的にあの言葉を使ってしまう
「花束みたいな恋をした」
記事執筆時の評価:98点/100点
www.machinaka-movie-review.com
はい、おそらくこれをベスト10に入れる人は少ないのではないでしょうか?
私自身、驚いてますw
色々ツッコミどころもあるし、全てが良かったわけじゃない。でも、今作を観てからというものの、「花束みたいな恋したいですよねぇ!?」とか、「その恋愛観、花束の見過ぎじゃないですか!?」など、やたらと「花束」という言葉を使うようになってしまったんですよ!!
自分の恋愛経験や過去を思い出したとかもあるんですけどね。でも、一番の要因は「花束」が個人的に流行語になってしまったのですww
まぁ、主に人をイジる時にばっか使ってるんですけどね。ただ、間違いなくこの映画によって自分の言動が変わったことは確かなので、他の作品にはない魅力かなぁと。
ベスト9/10 並みのホラー・スプラッターより恐ろしい「真実」の話
色んなホラー・スプラッター映画を見てきましたが、本作ほど恐ろしい映画も珍しいと思います。
しかも、フィクションではなく、実際にあった悲劇を集めて作ったというもんだから、驚きはひとしお。
残酷すぎる人間の末恐ろしさを見たというか、記事タイトルにもありますが、「人の醜悪の終着点」ですよ。人間の最も醜い部分が凝縮されていましたよ。
半ばトラウマ映画になってますけど、最後は大感動で涙が溢れてきて、様々な感情を動かされた作品でございました!!
ベスト8/10 なじむことを水で表した
「ミナリ」
記事執筆時の評価:95/100点
ベスト7/10 ディズニー実写映画史を変えた
「クルエラ」
記事執筆時の評価:95/100点
ベスト6/10 夢をあきらめた全ての人に贈る
「BLUE ブルー」
記事執筆時の評価:99/100点
www.machinaka-movie-review.com
良い意味で、完全に裏切られました。
ボクシング映画にはセオリーがあると思っていて、最後の最後に宿敵を倒すか引き分けで終了!ハッピーエンド!!みたいな。
しかし、本作のラストは違っていた。バッドエンドとは言いたくないが、決してハッピーでもない。人生のリアルが、そこにあったのです。
夢をあきらめた全ての人に贈ります。泣けて仕方ない。。
ベスト5/10 ズートピア以来の衝撃
「ラーヤと龍の王国」
記事執筆時の評価:99/100点
www.machinaka-movie-review.com
ズートピア以来の衝撃が走ったアニメ。欠点がないことが欠点と言ってもいいくらい。
テンポの良さ、キャラの強さ、「つなげる」ことをテーマに進む物語、予想外のラスト。
「クルエラ」と同じように、ディズニー映画の歴史がまた一つ変わりましたよ。
誰かを悪者にしなくても、戦わずして勝つことも、あるんですよ。
ベスト4/10 ゾンビ映画の革命
「アーミーオブザデッド」
記事執筆時の評価:98/100点
www.machinaka-movie-review.com
今年はザックを入れない訳にはいきませんよね!!
ジャスティスリーグ(スナイダーカット)ももちろん鑑賞しました。正直、どちらを入れるか悩みました。
が、彼の集大成が詰まっている&個人的な思い入れがあったのは、こちらの作品の方だったと思ったのです。
ゾンビが意思疎通できたり、何よりゾンビにヒエラルキーがあったり、ゾンビが馬乗ったり、ゾンビが「300」のようなヘルメット被ってたり、とにかく既存のゾンビとは全く異なっている!!
ゾンビ映画の革命です!!
そして何より、何故か異様に長い主人公とその娘のくだり。。
おそらく、今年のベストにはジャスティスリーグばかりが取り上げられると思っています。しかし、同じ年にこんな面白い映画があったってことを、5年後も10年後も記録して残っていて欲しいんです!!!
本当に面白かった!!!!
ベスト3/10 ライブ・音楽の概念が変わる
「アメリカンユートピア」
記事執筆時の評価:なし(ブログ未執筆)
記事にはしてませんが、あまりにも衝撃を受けたためランキング入れさせて頂きました。
ライブの概念、そして音楽の概念が変わったと言ってもいいでしょう。
歌に主義・主張が込められていることや、ライブは聴くのではなく体感することだってことは、頭ではわかっている。記憶にも残っている。
しかし、このご時世ですからライブに行くことが出来ないんですよ。
映画館でもライブに行ったような感覚が味わえたんですよね。
それに、ライブと言ってますが、今作はライブの名を借りた芸術作品だと思ってます。
表現の一つの到達点です。
個々の人・動きに対して機敏に動く照明、ライブなのに地味なグレーの服、ユーモアに溢れながらも次の歌に言及している絶妙なMC、どれをとっても一級品。
本当に、人生が変わる。
ベスト2/10 男して尊敬しました
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
記事執筆時の評価:∞/100点
www.machinaka-movie-review.com
はい、まさか点数∞の作品が二位という結果となりましたwwww
一体俺の採点ってどうなってるんでしょうか!?
もう自分が信用できないです!!!
こちらもおそらく、多くの方がベストに入れると思います。ベスト1にする人も多いでしょうね。
単に庵野秀明映画として良かったとか、無事にエヴァが終わって良かったとか、ではなく。
今作をきっかけに、ちゃんと終わらせること、ケジメを付ける事の重要性を学んだ気がしたんですよ。
世の中、なぁなぁで終わってしまう事が多いなぁと感じていて。「中断」「断念」「放置」「凍結」「保留」など、今は無かったことにして、時間があればやろうみたいな、そんな案件って多くないですかね、世の中。。
庵野監督は一つの作品を終わらせるのに25年以上かけました。他の作品も多く手掛けてますが、おそらくエヴァのことを思い出さなかった日は一日たりとも無かったのではないでしょうか?
毎日毎日毎日毎日。最も「逃げちゃダメだ!」と思っていたのは、シンジよりも庵野秀明だと思うんですよね。
結局今作を語る時に、作品の話よりも庵野監督の話になっちゃいますね、すいませんねw
色々書いてきましたが、何が言いたいかというと、、
私は庵野に惚れたんですよ!!
真の「男の戦い」はここにあったんですよ。
何十年も同じ作品と向き合い、戦い続けた庵野秀明にアッパレ!!!
ベスト1/10 予想外の作風、その理由が分かった瞬間ベスト1は決まった
「ファーザー」
記事執筆時の評価:97/100点
www.machinaka-movie-review.com
ベスト10を選ぶのは時間が掛かったんですけど、ベスト1はすぐに決まりました。
それくらい今作がダントツに良かったですね。
認知症の老人を介護するヒューマンドラマかと思ってたんですが、、、
まさかのホラー・サスペンスの演出になるなんて、、
これ、これこれこれこれ!!??
こんな展開!!! いったい誰が予想できましたか!?!?
俺ぁ無理だったよ!予測できなかったよ!!!!
全体的に認知症視点で描かれますが、物忘れの激しさや妄想・空想を事実だと誤認する症状自体をホラー・サスペンスの演出に転用する、この奇跡的な融合がベスト1にした一番の理由です!!
また、水色の配色がキャラクターに影響を与えたり、シンメトリー構図が虚実を入り混じらせる手法に使われていたり、全ての演出が認知症に通じている点も素晴らしいです。
これぞ映画でしか起こりえない軌跡!!!!
2021年上半期映画ワースト1
ワースト1/1
2021上半期映画、ざっくり総括
まず、言わせてください。
今年もコロナ禍真っ盛りで、例年よりは明らかに新作が少ない中、私の価値観・人生観を変える衝撃的な映画に出会えたのが本当に良かった!
ネット配信による新作公開が当たり前となり、単にコロナ禍だけではなく、制作環境の影響でネットフリックスに移行する人も増えてきました。
これだけネット配信による新作が普及したいま、一つ気づいたことがあります。
ベストテンを決める時に、ネット配信と劇場公開を区別して順位を付けることが無くなりました
言い方を変えると、順位や冠を付ける時に、ネットか劇場か気にしなくなったというか。どちらの映画体験もそれぞれ良い環境があって、優劣を付けれなくなったというか。結果、ネットか劇場かのこだわりが無くなった気がします。
以前までは、劇場で見て欲しい、劇場と自宅鑑賞は分けたいと思っていたのですが、アカデミー賞やその他映画祭などではネット配信の新作を迎合しています。必死に抵抗しているのはカンヌくらいじゃないかな?
昨年はコロナ禍による衝撃。今年はコロナ禍の慣れが、映画の評価に大きな影響を与えたと思います。
また、今後の映画界の動きとしては、見逃せないのがアップルTVの急成長ですよね。
ネトフリ、アマプラに次ぎ、賞レースに食い込むのは間違いなくアップルTVだと思います。
コロナ禍で電子製品や家電など個人が自宅で使うモノがよく売れたというのは、ニュースで耳にしていると思いますが、その恩恵を最も受けたのが「パーソナル」コンピュータを販売するアップルなわけで。
あくまで可能性の話ですが、やろうと思えばネットフリックスも買収できるチャンスがあったとか。結局やらなかったですけどね。。
もちろん、「007」で有名なMGMを買収したアマプラ(Amazon)の台頭も見逃せません。
007の新作公開はアマプラが最速(あるいは同日公開)なんてことも、十分に可能性ある話です。
もう、ネット配信の新作が当たり前のニューノーマルが、常態化してきたのではないでしょうか。
今年の年末、ネット配信による新作がどれだけベストテンに入っているのか、楽しみでもあり恐ろしくもあります。
2021上半期、本当にありがとうございました
今年もいろいろありましたが、本当に読者の皆様にはお世話になりました。
シンエヴァ以降から急に文体が変わったり、採点をするようになっても90点以上の作品ばっかりになったり、、、
思いつきと思い上がりが過ぎる映画ブログだと自負しています。
まぁ、そんなブログでも良かったら、今後ともお付き合いください。
下半期からは、試写会で見たネタバレ「無し」の記事を平日に上げたり、もっと多様な形で新作公開が出来たらなと思っております。